chrome os flex 導入メモ

chrome os flex (早期アクセス版) を導入したときのメモ

機器: DELL Inspilon 5505 (AMD Ryzen 4500U) サポート対象外機器

Wireguard VPN を使う

インストールしなくても組み込みで使える。

設定 > ネットワーク > 接続を追加 > 組み込みのVPNを追加

ネームサーバーの指定はカンマ区切りで4つ。

VSCode を使う

設定 > デベロッパー > Linux開発環境

オンにしておく。

次に、vscode公式から .deb ファイルをダウンロード

chrome osLinux開発環境は、debian bullseyeなので、debファイルからアプリケーションをインストールできる。

ファイル から、ダウンロードしてきた .deb ファイルをダブルクリックしてインストール。

Setting syncをするためには、terminal から gnome-keyring をインストールしておく。決めたパスワードは毎回聞かれるので覚えておく。

このままでは日本語入力ができないため、fcitx5-mozcを入れる。

インストールするのは fcitx5, fcitx5-mozc

入れただけでは起動しないので、systemd unit ファイルを /usr/local/lib/systemd/system/fcitx5.service として作る。

[Unit]
Description=fcitx5
After=fcitx5.service

[Service]
Type=simple
ExecStart=/usr/bin/fcitx5
Restart=always
User=<ユーザー名>
Group=<ユーザー名のプライマリグループ>
Environment='XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/<UserのUID>'

[Install]
WantedBy=multi-user.target

/etc/environment環境変数を設定しておく。

GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx

有効化しておくと日本語入力が可能になる。

firefoxを入れる

chrome os 側でtarから利用はできないため、Linuxアプリとして入れなければならない。

debパッケージをubuntuリポジトリからDLしてきてダブルクリック。

使用感

良い:

  • UIがきれい
  • debパッケージをインストールできる
  • wireguardが使える
  • Linux(manjaro)で頻繁発生していたフリーズ現象は確認していない
  • Linux(ubuntu)で発生していた文鎮化現象は確認していない

悪い:

  • setkeycodes のような key remapができない
  • ショートカットキーがUS配列
  • wireguardを使うとブラウジングが遅い、apt update先に接続待ちが発生する
  • hdmiマルチディスプレイがたまに反応しない
  • Lidを閉じたときにたまに画面がブラックアウトする
  • firefoxの全画面表示ができない(F11では可能)
  • (firefox)たまにフォントのドットが荒くなる。
  • (firefox)動画を視聴しているとたまにテアリングが発生する
  • 頻繁に動画がピンク色になる

早期アクセス版かつサポート対象外機器なので動作が不安定なのは仕方ない